マンション修繕大百科

マンション修繕に関する
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大規模修繕や長期修繕計画、設備修理や理事会運営など、
マンション修繕・管理にまつわるよくあるご質問に一問一答形式でお答えします。

マンション建て替え

大規模修繕よりも建て替えがいいのか迷っていますが、どんな条件なら建て替えを検討すべきですか?
老朽化が著しく大規模修繕でも安全確保が困難な場合や、耐震性が大きく不足している時、また修繕費が新築に近い費用となる際には、建て替えを検討します。資産価値の向上も考慮し、総合的に判断することが重要です。
建て替えには区分所有者の5分の4以上の同意が必要と聞きましたが、実現するにはどうすればいいでしょうか?
法律上、区分所有者総数・議決権の80%以上の同意が必要とされます。十分な情報提供と住民説明を行い、将来ビジョンを共有して意欲を高めることが重要です。反対者にもメリットや資産価値向上の可能性を丁寧に説明し、マンション管理士等専門家からのアドバイスも得ながら、合意形成のための計画やスケジュールを慎重に作成することが大切です。
マンションの建て替えと耐震改修・再生事業との違いは何でしょうか?
耐震改修や再生事業は、既存の構造を活かしつつ部分的に補強や改修を行う方法です。一方、建て替えは一度取り壊して新たに建設するため、コストは高いですが得られる効果も大きいです。
老朽化したマンションを修繕せずに建て替えるメリットは資産価値の向上と聞きますが、どれくらい期待できますか?
建て替えにより設備や防災性能が大幅にアップすると、マンション全体の資産価値は高まる傾向があります。ただし、場所や住戸タイプにより上昇幅は異なるため、相場調査や専門家の評価が必要です。