マンション修繕大百科
マンション修繕に関する
よくあるご質問を見る

大規模修繕や長期修繕計画、設備修理や理事会運営など、
マンション修繕・管理にまつわるよくあるご質問に一問一答形式でお答えします。
防災・セキュリティ
- 大規模地震や台風などの災害時、マンションの防災対策として最低限整備しておくべき項目は何でしょうか?
- まずは各家庭・共用部での非常用備蓄を確保し、停電・断水を想定した物資や装備を準備しましょう。また、大地震や台風など災害の種類に応じて行動マニュアルを作り、住民同士の連絡方法や避難経路を周知しておくことが重要です。
- 非常階段やエレベーターなど、マンション内の避難経路を定期的にチェック・共有する方法はありますか?
- 年1回程度の避難訓練を実施し、住民が非常階段や非常口の位置を把握できるようにしておきましょう。併せて回覧や掲示板、メールで避難経路図を共有し、エレベーターが停止した際の避難行動を事前に説明すると、いざという時に混乱を防ぎやすくなります。
- オートロックや防犯カメラの導入・更新を検討するとき、どのようなポイントを考慮すればよいですか?
- 防犯カメラやオートロックの導入費、保守費用といったコストと、防犯効果とのバランスを検討しましょう。撮影範囲やデータ保管期間についてはプライバシー面も考慮が必要です。また、管理規約や総会決議が求められるケースが多いので、あらかじめ手続きを確認してから導入を進めます。
- 火災や放火などのリスクに備えるため、共用部や専有部で特に注意すべき点は何でしょうか?
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共用廊下や階段、バルコニーの避難はしごの下は常に通行可能にし、避難障害になる物は置かないよう徹底します。消火器や火災報知器の点検を計画的に行い、万が一不具合があれば早急に交換を。ゴミ置き場や敷地内の可燃物管理なども含め、防火ルールを周知してリスクを減らしましょう。
また、マンションで加入している火災保険の契約内容の確認も行いましょう。 - 高齢者や子育て世帯など、要配慮者の防災対策はどのように進めればいいでしょうか?
- 災害時に助けが必要な方を把握するため、事前に名簿を作成し、近隣住戸同士で協力体制をつくることが大切です。いざという時にスムーズな避難や支援が行えるよう、管理組合と自治会、場合によっては福祉機関などとも連携しておくと安心です。