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2024年12月13日 配信

「マンション修繕なび」サービス導入説明会レポート

こんにちは、マンション修繕なび 登録マンション管理士の大野です。

先日、マンション修繕なびのサービスの説明会に同席しました。本日は、その際の様子をレポートしたいと思います。
お伺いした管理組合は、2回目の大規模修繕工事を控え、その発注方式について検討されていました。
管理会社から、責任施工方式である「管理会社元請け方式」の提案を受け、「設計監理方式」とどちらの方式を採用するべきか検討されていました。

1.「管理会社元請け方式」とは

まず、「管理会社元請け方式」について詳しく伺いました。
これは、設計から工事、工事監理まで一貫して管理会社が行うそうです。
受託した管理会社が修繕工事事業者をどのように選定するのか、複数の事業者から見積もりを取得するのか、事業者からの見積もり金額はいくらなのか等は、管理組合に公開されることはないとのことでした。
最終的に工事総額がどの程度になるか不明な段階で、管理会社との委託契約を締結しなければならず、組合にとっては判断が難しい面があると思いました。

私がかつて所属した大手ディベロッパー系の管理会社では、大規模修繕工事の「管理会社元請け方式」なるものは推進されていなかったため、今回初めて詳細をお聞きして大変驚きました。
この方式では、見積額を比較検討する機会が組合にはなく、工事額までも管理会社に一任することに他ならないと思いました。

皆さんは、アマゾンで商品を購入するとき、金額から機能、デザインまでアマゾンに全てお任せして届くのを待つだけのような買い方をするでしょうか?
「管理会社元請け方式」とは、このような買い物方法ではないかと思いました。それも、大規模修繕工事は、数千万、ことによっては1億という買い物なのです。

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2.「マンション修繕なび」を利用した設計監理方式のメリット

管理組合に向けては、下記の内容をご説明し、複数の見積もりを比較検討した上で採用を決める「設計監理方式」のほうが、透明性が高く価格競争力が期待できるとお伝えしました。

マンション修繕なびのサービスを利用すると、
●設計コンサルタントの選定と工事会社の選定を分離するため、2つの段階で競争原理を働かせることができる
●相見積もりやコンペにより、組合に最適なコンサルタントを組合自らが選択できる

大規模修繕工事の成功には、透明性の高い事業者選定が欠かせません。競争のない1社指名制は組合員からの納得を得にくいと思います。

3.新しいサービスの採用には勇気が必要?

マンション修繕なびのマンション修繕工事マッチングサービスは、世に出て間もない新しいサービスです。
一方、管理会社は、組合運営の一部をすでに任せているという実績があり、安心感があるかもしれません。
しかし、安心感と引き換えの安易な工事発注は、組合財政にとっては大いなる重荷となるかもしれません。
組合は長期的視野で組合運営に主体的に取組む必要があります。
新しいサービスの採用は勇気がいるかもしれません。

しかし、時代は変わりました。選択肢の一つとして積極的にご検討いただきたいなと思いました。

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