
2025.6.19
管理会社との賢い付き合い方 理事会の視点で注意すべきポイント
管理組合と管理会社の関係性について、皆さんは的確に説明できるでしょうか。
よりよい関係性を築くためにはどのようにすればよいのか、管理組合にとって不利益になることがないか等確認してみましょう。
マンション修繕にまつわるさまざまな資料を無料配布中!
疑問の解消や情報共有など、幅広くご活用ください。
1.管理組合と管理会社
マンション管理業者(以降「管理会社」という)とは、管理組合から委託を受けて管理事務を行うものをいいます。「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」(以下「マンション管理適正化法」という)に基づき、「マンション管理業者登録」を受けて管理業を営んでいます。
1-1.管理会社の義務と職務
管理会社がおこなう業務は原則マンションの共用部に関することに限られます。
なお、この業務は管理組合と取り交わす「管理委託契約書」に記載されています。
「マンション管理適正化法」により定められた管理会社の義務の主な内容は下記の通りです。

※管理業務主任者とは、マンション管理業者が管理組合等に対して、管理委託契約に関する重要事項の説明や管理事務報告を行う際に必要な国家資格を保有する者
1-2.管理委託契約書とは
「管理委託契約書」は、管理組合とマンション管理業者の間で協議が整った事項を記載した「契約成立時の書面」として交付する契約書です。
管理会社と管理組合は原則的に毎年管理委託契約を取り交わします。自動更新は出来ません。
国土交通省が作成した管理委託契約書の見本である「マンション標準管理委託契約書」によると、別表1~5までが添付されており、それぞれ下記内容の詳細が記載されています。
<別表第1>事務管理業務
<別表第2>管理員業務
<別表第3>清掃業務
<別表第4>建物・設備管理業務
<別表第5>宅地建物取引業者等の求めに応じて開示する事項
マンションの管理会社が請け負う業務内容については、この管理委託契約書を確認してください。
ただし、管理会社により委託契約書書式が異なるため、上記別表の添付がない場合があります。
1-3.管理組合が管理会社に業務を委託する際のポイント
多くの管理組合は管理会社に、管理業務の大部分を委託しています。
しかし、これにより管理組合が不利益を被る恐れがあります。
不利益回避のためにおさえるべきポイントがあります。



マンション修繕・管理にお悩みなら
専門家による無料セミナーで解決のヒントを見つけましょう
▶よくわかる!大規模修繕の進め方 決定版のダウンロードはこちら
いかがでしたか?
理事会でも、たくさんの決定事項がありましたね。
ご自身が理事に選ばれたときにあたふたしなくて済むよう、最低限の知識は身に着けておきたいところです。
マンション修繕なびでは、こういった知識や、管理組合をサポートする専門家とのマッチングサービスを提供しています。
また、組合内で問題を共有するための勉強会の開催もお手伝いしています。
是非ご活用ください
おすすめのコラム
-
よくわかる!マンション管理組合監事の役割
2024.3.15
-
管理費と機械式駐車場 ~なぜ管理組合会計から修繕費を出すのか問題~
2024.7.5
-
どうする?どうなる? マンションの機械式駐車場
2024.3.15