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2025年1月24日 配信
管理会社との上手な付き合い方とは?
こんにちは、マンション修繕なび 登録マンション管理士の大野です。
セミナー後のユーザー交流会で、管理会社との付き合い方について話題が上がりました。
そこで本日は、マンション管理会社の担当者(フロント職)として働いたわたしの経験から、管理会社との上手な付き合い方について考えてみたいと思います。
1.管理会社は、何をする会社なのか
マンション管理士として様々な方とお話しする中で 「管理会社は何もしてくれない」 というご意見をよく耳にしますが、
まず、管理会社とは何をする会社なのかを知る必要があります。
管理会社の基幹事務(中心的な仕事)は、下記3点です。
●出納業務(日々の金銭の入出金)
●会計業務(収入や支出の調定)
●共用部分の維持・修繕に関する企画・実施の調整
もちろん、契約には総会や理事会の支援、管理員業務や各種点検業務が含まれていますが、主な仕事は上記3つのみです。
皆さんの管理組合が管理会社にどのような業務を委託しているのか、委託契約書を一読のうえ、契約以上の業務を管理会社に期待していないかご確認ください。
2.担当者の現実
マンション管理会社の窓口となるのが担当者(フロント職)です。管理組合は担当者を介して管理会社とお付き合いすることになります。
担当者は、一つのマンションの専任ではありません。多くの組合を掛け持ちし、日々の業務に追われています。
そして、会社から求められるのは修繕工事などの売上である場合があり、組合からの信頼や賞賛とは限らないのです。
売上で評価される多忙を極めた担当者が、契約に含まれない業務を管理組合から求められているとしたら、やむを得ないと言えるかもしれません。
3.リプレイス(管理会社変更)は有効か?
「管理会社を変更したい」 というご相談も多くお受けしますが、わたしは“慎重にすべき”と考えています。
管理会社を変更しても、皆さんが満足のいく結果を得るのが難しい事は、すでにお分かりいただけたかと思います。
4.相手を知れば過剰な期待はなくなる?!
では、管理会社とどのように付き合っていけばよいのでしょうか。
わたしは、「管理会社に期待しているうちは、上手くいかないでしょう」とお話ししています。
「管理会社がしてくれないからできない」というマインドを卒業し、「自分たちの力で問題を解決する」と決意して初めて、管理会社と上手く付き合う土壌ができるのではないかと思います。
5.管理について勉強し、話題にしよう
組合の課題解決のためには、マンション管理について学び、話題にしなければなりません。組合運営への「関心」こそが、管理会社に緊張感を持たせるための特効薬です。
管理会社任せの組合運営を何とかしたい!そんな時は、マンション修繕なびにご相談ください。事前審査をクリアした専門家をご紹介し、皆さまの課題解決をお手伝いします。
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