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2024年12月27日 配信
適正な見積もり取得のためにできることとは?
こんにちは、マンション修繕なび 登録マンション管理士の大野です。
皆さんの管理組合で、工事会社から見積もりをお断りされた!という経験はありませんか?
昨今、他の業種に比べ建設業の人手不足が深刻化しています。
建設業は、労働時間が長く休暇が少ないなどの要因で敬遠され、若手の入職者が少なく高齢化が進んでいるのです。
人手不足の影響は、管理組合が必要とする見積もり取得にも及んでおり、時に見積もり作成をお断りされることもあります。
そこで本日は、「人手不足が進む建設業界において適正な工事見積もりを取得するために、管理組合が取り組むべきポイント」をご説明します。
適正な工事見積もり作成には手間がかかる
適正な見積もりは、現地調査や数量の確認が必要となるため、作成には手間がかかります。
数量や単価が明記されず、「○○工事一式 △△円」のような表記の見積もりは「どんぶり勘定」である可能性が高く、見積もり額も高くなる傾向にあります。
皆さんの組合の管理会社が提出する見積もりも「一式」表記で構成されていませんか?一度チェックしてみましょう。
見積もり取得前に「仕様書」を作成しよう
適正な見積もりを取得するためには、見積もり作成に関する工事業者の手間をできるだけ減らすことが必要となります。
この時に役に立つのが、設計事務所による「仕様書」作成業務です。
適切な「仕様書」があれば、現地調査や数量確認、材料選定の手間を省くことができ、工事業者の見積もり参加が容易になります。
多数の業者が見積もりに参加すれば、競争原理が働きます。
設計事務所に対し、「仕様書」作成費用がかかったとしても、競争原理に基づく工事費用削減効果のほうでカバーできることもあります。
特に、工事が高額であるほど費用削減効果が大きくなる可能性が高くなるため、設計事務所を採用し「仕様書」を作成するメリットは大きいと言えます。
そんな時は、マンション修繕なびにご相談ください。
事前審査をクリアした信頼できる設計事務所をご紹介し、組合の要望を反映させた工事仕様書の作成をお手伝いします。
また、工事発注の際にも、複数の工事事業者から相見積もりを取得するサポートをしています。
初回無料でご相談できますので、ぜひ活用くださいね。

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