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2024年7月26日 配信

相見積もり取得のハードルとメリットについて

こんにちは、マンション修繕なび 登録マンション管理士の大野です。

先のセミナーに参加いただいた方から、「相見積もり取得に理事会が消極的で困っている」 というご相談をいただきました。

そこで本日は、相見積もり取得について考えてみたいと思います。

1.相見積もり取得のハードルとは

なぜ、相見積もり取得に消極的になってしまうのでしょうか。それには、下記のような要因が挙げられます。

●相見積もりをどこで取ったらよいかわからない
●相見積もりをして発注した業者が良くなかったら責任を負わされる?!
●管理会社がなんていうか・・・
●そもそも面倒くさい

相見積もり取得に際して、上記のような心理的・物理的な負担が生じます。

2.相見積もり取得のメリット

では、これらのような相見積もり取得のハードルを乗り越えてでも、取得するメリットはどのようなものがあるでしょうか。

●工事価格の妥当性を確認できる
●価格が安くなれば組合財政に貢献できる
●発注先を決定した理由を他の組合員に説明できる

上記メリットの中で最も重要なものは、「発注先を決定した理由を他の組合員に説明できる」点です。

なぜその施工会社を選んだのか、選定の過程や理由を説明する必要が理事会にはあります。
相見積もりを取得していれば、「工事金額が妥当であること」 を裏付けることができます。
組合員は説得力のある説明を受けなければ、安心して理事会に仕事を任せることができません。
そのため、相見積もり取得は必須事項なのです。

3.相見積もり取得を習慣化する!

相見積もりを取得することは、理事会の大切な役割です。
相見積もりに消極的な理事には、組合員に対する理事会の役割であることをお話ししてください。
そして、取得のハードルを下げる様々なサービスを活用し、相見積もり取得が根付いた管理組合文化を醸成してください。

マンション修繕なびでは、事前審査をクリアした複数の修繕工事業者の中から、見積取得をお手伝いしています。
単なる見積もり一括取得サービスではなく、事業者の選定や資料作成等もお手伝いするマッチングサービスを提供しています。
一度体験すれば相見積もりに関する消極的な認識が変わることでしょう。
無料でご相談、相見積もり取得できますので、ぜひ活用くださいね。

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