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2024年6月28日 配信

活用しよう!専門委員会

こんにちは、マンション修繕なび 登録マンション管理士の大野です。

皆さんのマンションでは、理事会とは別に専門委員会を設置し、個別の課題を調査・検討していますか?
本日は、専門委員会設置の意義やその方法などをお話しします。

専門委員会とは

専門委員会は、理事会の諮問機関として個別の課題を調査・検討し、その結果を理事会に進言する役割を担います。

専門委員会設置の意義

専門委員会設置の意義は、理事以外の組合員の知恵や知識を集結し、より広く組合員を巻き込んだ議論を行うことにあります。
理事会だけでは、多くの組合員の意見や本音を集めることが難しいからです。

専門委員会設置の方法

管理規約の見本である「標準管理規約」では、“理事会は、理事会の責任と権限の範囲内において、専門委員会を設置できる”とあります。

理事会の責任と権限の範囲内であれば、理事会は専門委員会を設置できるのです。

しかし、私は「総会で専門委員会設置に関する承認を得て設置する」ことをお勧めします。
総会で承認を得ることで、専門委員会を発足することが組合員に伝わるからです。
また、専門委員会運営細則がない組合は、設けておく(総会承認が必要)ことも推奨されます。

専門委員会の種類

専門委員会の種類は多種多様ですが、特に下記のような委員会があると良いと思います。

●修繕積立金改定検討委員会
●大規模修繕工事推進委員会
●長期修繕計画書検討委員会
●管理組合財政健全化委員会
●規約改正検討委員会・・・ほか

専門家の活用も視野に入れよう

マンションによっては、建築士や法律の専門家がお住まいの場合があり、意外な知恵がもたらされるかもしれません。
組合員の中に専門知識を持つ人がいなくても、専門委員会設置は、広く組合員を巻き込んだ議論を行うことに意義があり、設置する価値があるのです。

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